2011年 12月 08日

『納品の儀』 ~ワイン・料理編~

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おめでたい席での乾杯と言えば・・・
このシャンパーニュしかないでしょう!

飽商さんの念願かなった逸品の納品を祝して『SALON ’95』で乾杯!!!
パッテクコレクターのdachiroさんにも立ち会って頂きました。


やはり”SALON”、極上のお味です。


しかし少々硬く閉じていると感じたソムリエは、なんとシャンパーニュをデシャンタージュされました。
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そしてモンラッシェグラスに注がれたSALONはハチミツの甘い香りを漂わせながら徐々にミネラル感が増してゆき、香ばしさと絶妙なバランスを保ちながらエレガントで優美な液体へと変化してゆきました。
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赤ワインへと移り・・・

ルロワ シャペル・シャンベルタン 1966 
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45年の時を経てそのコルクが抜かれます。
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綺麗に熟成しながらも、芯がしっかりとしており後10年以上は熟成しそうなポテンシャルを秘めた素晴らしい古酒でした。

出汁の味(旨味成分)がもの凄く、口に含んだ瞬間から唾液があふれんばかりに出てきます。
この感じは、ルロワとルーミエしか経験したことがありません。

ホントに、これはワインの味わいを超越した至極の味わいでした。



そして、伝説の・・・

ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ ミュジニー 1997
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テイスティングをしたソムリエが開口一番に・・・
『おおッ!オリエンタルな香り!』と叫びました。

確かに、しっとりと湿っぽい古民家を思わせるような陰性の香り。

期待とは裏腹に硬く閉じた印象です。


ここで、ミュジニーが開くまでの間、お料理の紹介をさせて頂きます。

八幡浜の真鯛のカルパッチョ
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活オマール海老とアボガドのカクテルサラダ
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八幡浜のホウボウのポワレ ~サフランのソースで~
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フランス青首鴨のロースト ~サルミソース~
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大好物の”鴨”!
ジビエらしく引き締まった身の鴨と黒いキノコの旨味とソースがとても美味しゅうございました。
おかわりお願いします。

ジビエのオールスターズ
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吉野の山奥の猪のロースト ~トリュフソースで~
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珍しい骨付きのイノシシです!
こちらも引き締まった肉質と甘い脂身が絶妙のハーモニーでとても美味しゅうございました。

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                                   感動した!

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                                   マンセー!!


続く・・・
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# by humming-watch | 2011-12-08 16:26 | ワイン | Comments(0)
2011年 10月 15日

ゴージャス誕生祭 ~完結編~

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そしていよいよ真打ちの登場です!

飽商さんがご用意してくださった私の生まれ年ヴィンテージ
1973年 シャトー・ラトゥール
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ラベルも綺麗でとても状態が良さそうな感じ。


コルクの状態は・・・?
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リコルクされてなさそうな感じで、カビが付着しておりますが状態は良さそう?
コルクと瓶が固着しているようにも見えます。


ソムリエが古くて柔らかくなったコルクを慎重に抜いてゆきます。
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無事にコルクは抜かれて、グラスに注がれます。
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38年の年月を経て少し色褪せた感じににも見える澄んだルビー色の液体。


まさに自分が生まれた年に降った雨がここにあるのです!


なかなかに感慨深いものがあります。



1973年はあまり良いヴィンテージではないのですが、この年の評価では5大シャトーの中ではラトゥールが飛びぬけて高評価を得ており、期待が膨らみます。



香りもしっかりとしており、熟成されて繊細になった液体はスルリと喉の奥に消えてゆきます。

優美な中にも思った以上に骨格がしっかりと残っており、さすがはラトゥールと思わせる味わいです。


ボルドーを飲みなれておられる方には、この優美なラトゥールは物足りないと感じられると思いますが、ブルゴーニュ好きからしますとブルゴーニュらしさが加わったラトゥールとしてとても美味しく感じられました。


そして、古酒ながらこのワインはまだまだ開くことが出来ると踏んだソムリエは・・・
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デキャンタージュをするかのようにジョボジョボーっとグラスに注がれました。


38年モノの古酒にこんな注ぎ方をするソムリエは他にはおりません。


しっかりと味を吟味し、状態を確認して、このワインの秘めた可能性を見つけられたソムリエだけがなせる業です。



ワインはさらに上品でまとまりのある液体へと変化して、最高の状態になりました。



こんな素晴らしい生まれ年のワインをご用意していただきありがとうございました。

また最高のパフォーマンスでサーブして頂いたソムリエにも感謝です。


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                    『感動した!』@アゲイン


本当に素敵な誕生会を開催していただきまして感無量です。

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              『いやぁ~、ワインってほんとっ、いいもんですね~』
 

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                『さよーならさよーならさよーなら』
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# by humming-watch | 2011-10-15 11:02 | ワイン | Comments(4)
2011年 10月 14日

ゴージャス誕生祭 ~本編~

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先日、いつものスープルにて飽商さんとF師匠とで私の誕生祭を開催して頂きました。

この歳になって家族以外から誕生日を祝って貰うのは稀な事で、嬉しは恥ずかしでございます。

『誕生祭』と言うことで・・・
飽商さんが”私の誕生年のワイン”をご用意して下さいました。
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シャトー・ラトゥールの1973年!!!
偉大なるボルドー五大シャトーのバースディ・ヴィンテージ!!
ありがとうございます。


そして、F師匠が用意して下さったシャンパーニュを・・・
ソムリエがイキナリ居合い抜き!!!


とりゃー!!!
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見事なサーベルさばきで一刀両断!
瓶口を切り落とし、シャンパーニュは抜栓されました。

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アンドレ・クルエ シルバー・ブリュット NV
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このシャンパーニュは、ブラン・ド・ノワールのノンドゼなのですが・・・
ノンドゼにありがちな鋭利な極辛口の印象とは全く無縁で、ブラン・ド・ブランを思わせる綺麗なミネラル感とふくよかなリンゴや蜂蜜の香り、そして喉ごしがよくて後口もさっぱりしており、とても美味しいです。

自己主張はあまりしないけれど、しっかりと料理とその後のワインを引き立てる事の出来る稀有なシャンパーニュです。



そして、ワインに合わせてスペシャルディナーをご用意して頂きました。

岩田シェフになって初めてのコース料理。楽しみです♪


タスマニアサーモンのタルタルとカボチャのパンケーキ
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カボチャのパンケーキが絶妙なハーモニーと食感を与えており絶品です。
シャンパーニュがすすみます。


オマール海老の一皿
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オマール海老とその後登場する白ワインとの相性は抜群です!


そして特別に、「今日はよい鯛が入荷したから・・・」と仰ってもう一皿ご用意して頂きました。

鯛と松茸ソース
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表面の皮のパリッ感と身のふっくら感が絶妙なバランス。ソースも上品な味付けで大変おいしゅう御座いました。

そして、岩田シェフの得意料理の・・・
トリュフのリゾット
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スペシャルな白トリュフ・バージョン!!!

うーん、うまいー!もう一杯!!
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どんぶり茶碗いっぱい食べたいですwww



そして、いよいよ本日のメインイベント・・・

ゴージャス・ワイン達の登場です!!!


白ワインは・・・

ラモネ ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ 1989  
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ウルトラ・グレート・ヴィンテージの1989年!!!

ブルゴーニュの白ワイン(シャルドネ)にとってこの30年間でもっとも優れた年と評価されておりますヴィンテージの22年熟成モノ。

ましてや、至宝ラモネのBBモンラッシェとくれば否が応にも期待が膨らみます。



グラスをひと嗅ぎ・・・

強烈な芳香にしばし言葉を失います。。。



色は美しく澄んだ黄金色、粘性はそれほど高くなくさらりとした印象。。。


舌の上をスルリとさり気なく通り過ぎたと思いきや・・・


猛烈な余韻となって、舌の上に雪崩が落ちてきたかのように迫り来る凝縮した果実味。


その圧倒的なパワーになす術がありません。



素晴らしい熟成を経た、逆に若さも感じさせる比類なき至高の白ワインです。


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                      「感動した!!」 


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                      「マンセー!!」
   

F師匠は、「私はこれでもう満足です。ご馳走様でした。」
と他のワインはもう要らないよと言わんばかりにこの白ワインに陶酔しきってました。



そしてついに・・・

『ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ』の登場です!!
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・・・の
ロマネ・サン・ヴィヴァン 1988です!
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なーんだ、やっぱりSt.ヴィヴァンか~!と思われた貴方はかなりのブルゴーニュ通ですねwww


DRCのSt.ヴィヴァンでグレート・ヴィンテージの23年熟成モノ・・・
とくれば大体の味の予想は付くとお思いでしょうがっ!!


いい意味で期待を大きく裏切られる”お味”でした!


DRCの中でもSt.ヴィヴァンは繊細で流麗なイメージですので、グレート・ヴィンテージとは言え23年もの熟成を経て、より優雅で上品な液体になっているハズですが・・・


パワフルでスパイシー!


まだまだ若々しさを感じさせるボリューム感とキメ細かいタンニンがあり・・・
ブラインドで飲んだら、『リシュブール』の『1996年』と思ってしまうほどです。


しかし、余韻の中には綺麗な酸と梅っぽさが仄かに感じられ、なんとも魔性なワインでした。


そんな23年モノのSt.ヴィヴァンをソムリエはデキャンタージュしたのです!!!


普通、澱を取り除く目的以外で古酒をデキャンタージュすることは無いのですが・・・
この古酒はデキャンテージュされて、へたることなく優美なワインへと変貌してゆきました。



そんな赤ワインに合わせてお料理もスペシャルなモノが出てきました。

題して・・・


『ジビエ・オールスターズ感謝祭』

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                      「マンセー!!」


ジビエのパテ オールスターズ(雷鳥、山鳩、エゾ鹿・・・でしたっけ?)
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雷鳥のロースト 肝のソースで
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鹿肉のパイ包み焼き トリュフソースで
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ジビエの季節ですね~♪

ジビエを一度でこんなに沢山食べたのは初めてでした。


おいしゅう御座いました。


まだまだつづく・・・
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# by humming-watch | 2011-10-14 12:52 | ワイン | Comments(2)
2011年 10月 13日

ゴージャス誕生祭 ~予告編~

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生まれ年の『シャトー・ラトゥール』

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『ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ』

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サーベルで切られたシャンパーニュの瓶口

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バースディ・プレート
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# by humming-watch | 2011-10-13 12:13 | ワイン | Comments(0)
2011年 09月 29日

途中結果・・・

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神の雫、第十の使徒はどうやら”ヴォーヌ・ロマネ村”のようですね。



雫はボーヌで仲田氏と合流して一路ヴォーヌ・ロマネ村へ・・・

有名な十字架がそびえるロマネ・コンティーの畑の前でその歴史や素晴らしさを熱く語っております。

そして謎の美女が登場し、ヴォーヌ・ロマネ村をイメージした服のデザインを3日以内に完成させないといけないと言う・・・



なんだか今回は展開が速そうですね!


早くも予想していた”ジュヴレ・シャンベルタン村”が大ハズレしてしまいましたので、新たに”ヴォーヌ・ロマネ村”に絞って予想のし直しです。


しかし、コレが想像以上に難しい・・・

キラ星の如く有名畑と有名生産者が集う”ヴォーヌ・ロマネ村”はブルゴーニュでもっとも有名な村で、村には6つの特級畑がありますがその中でモノポールが4つもあります。
特級畑のほとんどをDRCがほぼ制圧していると言っても過言ではありません。

そんなDRC以外(と勝手に決め付けてますがw)で使徒なりうるワインとなると・・・


こうなったら使途の記述なんてもう全然あてになりません。


特級畑なら、
リシュブールかサンヴィヴァン

フラジェ・エシェゾー村をヴォーヌ・ロマネ村の中に含めるなら・・・
グラン・エシェゾーとエシェゾーも候補に入るが、ちょっと無理があるかな?


1級畑では、有名なジャイエとルジェのクロパラは既に登場しておりますし・・・

他の有名1級畑では、モノポールの”クロ・デ・レア”ですが・・・ちょっと弱すぎる。

ルロワのサンヴィヴァンは既に登場しているので・・・・

となると、畑は・・・


『リシュブール』で間違いないでしょう!!!


でも・・・
第1巻で一番最初に登場したワインが『DRCのリシュブール』だったよね?
ってことは違うか???

やっぱり『サンヴィヴァン』か?
(どっちやねん!)



造り手は・・・

ヴォーヌ・ロマネ村の著名な造り手は今までに結構紹介されておりますので、まだ出てきていない造り手で”使徒”に相応しいとなるとかなり難しいです。


まさか・・・
DRCの『ラターシュ』ってことはないと思いますが・・・


この際、『使徒の記述』や『偉大な造り手』・・・といった観点を完全に無視して、
純粋に”至高のワイン”を選ぶとすれば、コレなんか結構面白いのではないでしょうか?

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私はこのワイン大好きです!
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# by humming-watch | 2011-09-29 16:33 | ワイン | Comments(0)
2011年 04月 30日

イタリアワイン会@京都ネーゼ

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先日、京都の三条大橋に程近い『京都ネーゼ』さんに再びお邪魔してイタリアワインを堪能して参りました。

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泡と白はお店のグラスワインからチョイスして、赤2本はどちらも今旬な(?)『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』『ヴァルディカーヴァ'04』『サリクッティ'03』を持ち込み致しました。


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こちらのお料理は、素材の味を最大限に引き出すよう味付けは最小限に抑えてあるもののしっかりとした味わいで”素材のパワー”を感じられる素晴らしい料理です。


師匠とボンヌマール好きの女史との楽しい会話に夢中になってしまい写真を撮っている暇がなく・・・
今回は写真が少なめですw
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店内に無声で流れる映画もちょっと気にしつつ・・・
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途中で日本酒も頂いたりしながら楽しい一時を過ごさせて頂きました。
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赤2本は、どちらも同じ葡萄品種(サンジョヴェーゼの亜種)なのに全く違う味わいに驚きました!(イタリアワイン素人でスミマセン・・・)


ボルドー風な『ヴァルディカーヴァ』に対して、ブルゴーニュ風の『サリクッティ』!!



『ヴァルディカーヴァ』はしっかりとした果実味ながらタンニンはキメ細かくエレガントな印象。


『サリクッティ』はグラスに注いですぐは優しい味わいだったのですが、時間が経つにつれてどんどんスパイシーでパワフルに変化してゆきました。


私的には、『サリクッティ』の方が好きですね~♪


つくづくイタリアワインは、
理屈ではなく”感じるワイン”だと思いました。


ご馳走様でした!
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# by humming-watch | 2011-04-30 16:52 | ワイン | Comments(0)
2011年 03月 10日

ワインの奥深さを改めて実感・・・

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昨晩は飽商さんをお招きしまして・・・
ワイン会@スープル
『マダムvs神様 ニュイ・サン・ジョルジュ対決』を開催いたしましたw
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氏の素晴らしい無垢無垢アクア
とヴィンテージR軍団を肴に楽しい時間を過ごさせて戴きました。

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黄金色に輝く”お時計”と”ワイン”・・・奇しくも同じ色合いでした!


メインイベントは・・・・
偉大なる2大生産者の熟成のピークを迎えた同じ村(NSG)のワインを飲み比べてみよう!がテーマです。

ドメーヌ・ルロワ(赤キャップ) ニュイ・サン・ジョルジュ オー・ザロ(村名)1990
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アンリ・ジャイエ ニュイ・ミュルジュ(1級畑)1980
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どちらも同じ『ニュイ・サン・ジョルジュ(NSG)村』の単一畑のワインです。

ルロワは、ウルトラ・グレート・ヴィンテージの1990年
対するジャイエは、全盛期の1980年!!!

ジャイエの30年モノの古酒・・・
一体どんな味わいなのか???期待が膨らみます。


合わせた”泡”と”白”もこの2本に負けるとも劣らない超一流を用意しました!

ドン・ペリニョン エノテーク 1990
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コント・ラフォン ムルソー・ペリエール(1級畑)1990
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折角なので同じ『1990年モノ』にしました。


結果から申しますと・・・

4本ともに予想していた味わいをいい意味で見事に覆させられたワインでした!
これほどまでにイメージと異なる味わいも珍しい。。。

特にルロワの1990はソムリエも味誤るほどの驚愕のお味でした!


『エノテーク』は、想像以上に甘くて柑橘系のニュアンスを感じさせながらもまろやかで優しい味わい
”ドンペリ”のイメージとは全く違う、どことなく『サロン』を感じさせる柔やかさでした。

『サロン』が”白”のイメージなら・・・
『エノテーク』は”オレンジ色”

そうまさしく・・・『オレンジ・サロン』と言うべき味わいです。


『ラフォンのペリエール』は、20年の熟成を経たワインとは思えない程、まるでシュバリエ・モンラッシェを思わせる硬質なミネラルの塊だったのですが、時間が経つにつれどんどんとろりと甘くなりミネラルはキラキラと細かくダイヤモンドダストの様になりました。

そして、モンラッシェを思わせる芳醇さが出てきて、このまま未知の領域へ・・・と期待しましたが、ミネラルと甘さがバランスよく保たれた状態をキープして落ち着きました。

恐るべし、ラフォン!
このペリエールはまだまだ熟成が必要な怪物ワインでした!


そして・・・
『ルロワのオー・ザロ』は、村名の畑ながら
1級畑の”ミュルジュ”の斜面スグ下の好位置の畑でちょうどいい対決になるか?との予想でしたが・・・想像を絶する驚愕のルロワにグレート・ヴィンテージの違いをまざまざと見せつけられました。
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畑の位置関係はこんな感じです。
ちなみに、”ロマネ・コンティ”の畑とも1キロほどしか離れていません。



慈悲深い”ルロワ”の味わいとは全く異なる凝縮した果実味と骨太で鉄っぽさを感じる味わいは・・・そう、まさにヴォギュエの『ボンヌ・マール』の様でした。

先日飲んだ1994年とは全く違う構造に愕然としながらも、1990年にグレート・ヴィンテージの”魔性”を垣間見ました。

これほどのパワーを見せ付けられた後では、もしかするとジャイエは取って食われてしまうのでは?と一抹の不安がよぎります。。。


そして・・・
期待と不安の入り混じった感情の中、ジャイエのコルクを抜きます。。。


『アンリ・ジャイエ ニュイ・ミュルジュ 1980』・・・30年を経て開け放たれた液体はみるみるその本質を開花させ、全要素が球体の如く全方向から一点に集中して口の中で弾け飛びました!

キラキラと輝く薄紫色の液体はまったく色褪せた感じが無く、むしろ若々しさを感じさせます。


瑞々しくてジューシーで決して濃くなく、薄い味わいの中にも旨味が満ち溢れ・・・
まるで天女の羽衣が頬をなでるかのような優しく優美な味わい。


時間が経過してもグラスから湧き上がる芳香はまったく変わりません。

30年を経過しても若々しさを保つちつつ一向に衰えないとは・・・



これが、ジャイエの真髄か???



神様の片鱗を垣間見る事ができ、しばしこの味わいに陶酔して動くことが出来ませんでした。。。


特に突出した要素は無いので、どう美味しいのか?が説明し難いので飽商さんは混乱しておられましたが、この味わいを理解するにはある程度の経験が必要だと痛感させられました。


強いて味わいを色で表現するなら・・・
シャボン玉の様な今にも壊れそうな薄膜だけれど、その薄い膜にキラキラと虹色に輝く美しさとでも申しましょうか?そんな感じに思えます。


濃い骨格のある”ルロワ”の後でも全く引けを取らない、薄い旨味の詰まった”ジャイエ”。。。

当初の憂いは見事に消えうせ、逆にジャイエを引き立たせる結果となりました。


今回は『1990年の魔物』『ジャイエの真髄』を体験した非常に有意義なワイン会でした。
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# by humming-watch | 2011-03-10 11:47 | ワイン | Comments(2)