2012年 11月 12日
AUDEMARS PIGUET ROYAL OAK Ref.15202ST White Dial 1972年に発表された、直径39mmの初代『ロイヤル オーク』(Ref.5402ST)は、 当時としては異例のオーバーサイズのケースを纏い、初めてSS高級スポーツウォッチというカテゴリーを造りだし、その後やがて市場に大きな影響を与えることとなる、真にエポックメイキングな存在だった。 その初代の意匠とムーブメント(Cal.2121)を受け継いだ復刻モデルである・・・ Ref.15202ST (通称:ジャンボ) 今年、『Royal Oak Extra-Thin (Ref.15202ST)』として、初代の文字盤を忠実に再現した新型が発売されましたがまだ青文字盤しかなく、こちらは旧型の白文字盤となります。 新型と旧型の違いは、文字盤の意匠とクラスプの形状、ローターの形状、ブレスの厚みのみで、ミドルケースなど見た目はほぼ同じとの事です。 (非公式見解です。あしからずw) まず嵌めてみて感じたことは、 そのケースの薄さとブレスのしなやかさからくる、フィット感の素晴らしさです。 白文字盤の質感も素晴らしく、単なる白の塗装ではなく、シルバーホワイトと言うべき金属の質感をもった白色で、下地に細かな手彫りギョーシェが施された立体感のあるタペストリー文字盤が光の加減で色々な表情を見せてくれます。 そして、外装の加工精度は圧巻の一言。 ブレスのコマ一つ一つとっても、表面のヘアラインと面取りされたポリッシュのコントラストが美しく、緻密で一分の隙もありません。 一般的には3針のレギュラーモデル(旧型Ref.15300ST)や、新型で41mmとなった(Ref.15400ST)の方が人気があると思いますが、時計マニア的には復刻盤(2針、39mm)の方がとても魅力的であります。 このロイヤルオークをデザインしたのは、巨匠ジェラルド・ジェンタ氏であることはあまりにも有名ですが・・・ 巨匠、曰く・・・ 『時計を丸ごとデザインしたのは、1970年(商品化は1972年)のロイヤルオークが初めてだね。当時社長だったゴレイ氏がデザインしてくれと言ったんだ。制約は何もなかったよ。あのモデルのデッサンは1日で書き上げた物だ。APのロゴ、君も知ってるだろう。あれも私がデザインしたものだよ。』 クロノスより ED60mm/F2.8 Macro + OM-D
by humming-watch
| 2012-11-12 11:13
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